「楽しい」を仕事にする
最近 ”「楽しい」を仕事にしよう”、といった言葉を以前より頻繁に耳にするようになった気がします。人間関係の悩みもなく、楽しい仕事に就ければもちろん良いですよね。デジタル時代になり、どこでもいつでも働けるようになった今だからこそかもしれません。ここではさらに「自由」が隠れたテーマになっていると思います。今日はそんなテーマに触れてみたいと思います。
今ある仕事を「楽しんで」いなければ、幸せでない、成功していない、といったように受け止めてしまうと、何だかブルーな気分になり現状を変えなくてはいけないのでは、と思うかもしれません。でも、そんな気持ちになる前に、落ち着いて考えてほしいこと。
”趣味が仕事”のようであれば仕事を自然に「楽しむ」ことができるでしょう。とても素晴らしいことですが、それでも、趣味が仕事な故に起こる事情というのもあります。そして特に趣味を仕事にしている人こそ、時間を気にせず働いていることが多いのではないでしょうか。ここには「自由」と同時に「責任」と「多くの時間」が費やされています。
また、場合によっては与えられた仕事を「楽しむ」ということもできます。ここで、一つ意識することは今の仕事は自分で選んだものであるということ。上司・同僚、働く環境不満があってもその場に留まるというのは諸事情があるにせよ、自分の選択です。きっと利点があるんです。そうであれば、視野を広げて見方を変えてみるのはどうでしょう。これまで「つまらない」と「苦しい」思っていた仕事(の部分)に自分にとっての利点(学び)を見いだせればそれだけでもこれまで持っていたマイナスがプラスに代わることもあります。また、与えられた「仕事」の中に自分なりの「自由」を見つける、つまり自分で調整できる部分を見つけることもその一つです。自分で自分の仕事を調整できていると実感でいるとその仕事に対する楽しみ感が増すでしょう。
それでも今の仕事に不満を感じている方。自分の強味・弱み、人生にとって大事なこと、ビジョンを書き出してみてください。現実はさておいて、理想でも良いです。そして、今のあなた、70歳のあなたを想像してみてください。今から70歳になるまでのマイルストーンを書き出してみてください。どうですか、少し先が見えてきましたか? そのラインに今の仕事と繋げそうなところがありますか?70歳のあなたは今のあなたに何と言っていますか?
それでもしっくりこない場合、一人で考えていても前進が感じられない場合、是非当会のイベントに参加してみてください。悩んでいるのはあなただけではないし、メンバーと共有できることできっと自分なりの発見があると思います。