「海外での仕事体験談」

 

デュッセルドルフの物流企業で働く日本人として、普段キャリアについて思うことやこれからの展望を纏めてみたいと思います。

私は日本の大学でドイツ語学を専攻し、大学卒業後2016年から2年間ベルリンの日本大使館にて在外公館派遣員として勤務しておりました。その後、もともと学部生時代に留学していたデュッセルドルフへ引っ越し、2018年からロジスティックス業界で働いております。1回転職を挟んだため、今が3つ目の職場となります。

ドイツで働いていると、日本的な総合職やジェネラリストという発想が基本的には無く、少なくとも一般社員にはスペシャリスト的な能力が求められているように思います。私は物流企業でInside Salesの仕事をしていますが、すでに物流業界に3年在籍しているのもあって、よっぽど私がキャリアチェンジを志さない限りは、転職時に物流業界希望もしくは他業界のロジスティックス要員として見做されることとなります。例えば営業から総務、購買から経理、といった人事異動が日本ではあり得ますが、業種が全く異なるためにドイツではそういったジョブローテーションはまず存在しません。Ausbildung(学校卒業後の職業訓練)がありとあらゆる分野に存在し、それらを修了した人間はその分野のエキスパートとして認識されるためです。

ドイツへ渡航する前は、ドイツの働き方は最高に違いないと期待していたところがありましたが、いざドイツで数年働くと一長一短であることを感じています。同じ組織で長期間働いたからといって出世するチャンスがあるわけではないドイツにおいて、キャリアを形成するには自ら勉強し続け、折を見て転職することが重要です。私はただ今仕事の傍らサプライチェーンマネージメントの学習をしているのですが、結局のところ出世は人に恵まれるか否かといった運によるところが大きいのではと思う一方で、普段努力し続けるからこそ運を掴むことができるとも考えるので、地道に学んでいきたいところです。